ヒートポンプ-11

ペットボトル成型工程の冷却設備用空冷チラー

省エネルギー、CO2排出量削減、中温(20～30℃)水活用、高効率型空冷チラー

サントリープロダクツ株式会社　白州工場様

南アルプス､甲斐駒ケ岳の麓にある「南アルプスの天然水」の工場でもある｡白州町は水なきれいな場所として知られており､名水百選の「尾白川(おじらがわ)」もある｡

「南アルプスの天然水」の容器(ペットボトル)の成型工程の冷却設備に､高効率型空冷チラー(120HP×4台)と､密閉型クーリングタワーを活用している｡高効率型空冷チラーは､ツインローター方式のスクリュー圧縮機を搭載した､業界トップの高効率(COP)を実現する設備機器であり､中間期における省エネ性にも優れている｡さらに冬季など圧縮機の駆動を必要としない外気温が低い場合に､密閉型のクーリングタワーを活用するこで､さらなる省エネを図るシステムを構築･実用化している(衛生面を考慮し､外気と完全に密閉した構造を有する密閉型クーリングタワーを採用している)｡

サントリーは「人と自然と響きあう」という企業理念のもと､環境負荷の自然環境の保護に取り組んでいる｡環境に調和した生産活動を行う工場を､「エコファクトリー」と定義し､省エネルギーの活用を積極的に進め､CO2排出を効果的に抑制している(新たな清涼飲料工場の稼動等により､原単位が減少している)｡また､生産量は増加したものの､高効率の清涼飲料工場の稼動等により､燃料(原油換算)購入量･原単位とも減少している｡