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ホーム食品株式会社 さま
ホーム食品(株) 企業理念
私たちの原点
「買う身になってまごころこめて良い品を」
行動指針<ホーム3S>
shojiki |
私たちは、常に正直に考え行動します。 |
Simple |
私たちは、あらゆることを単純・明快にして実践します。 |
Standard |
私たちは、より高度に標準化していきます。 |
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「美味しさと健康」を基軸とした商品を通じ消費者の食生活の向上に取り組む同社は、品質管理の向上への努力を惜しまない。例えば、冷却に使用する冷水を5~7℃の冷水から0~1℃の冷水に変更し急速に冷却するシステムに変更した結果、味、品質の向上をはかることができた。
本件は、豆腐生産ラインに氷蓄熱システムを導入することで、品質向上に加えCO2排出量の削減や電気料金の削減等を達成できた事例を紹介する。
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豆腐作りにおいて冷却工程は大変重要で、急速な冷却により衛生上の品質管理の向上とともに、風味豊かな製品を生産することができる。これまで5~7℃の冷水により冷却していた工程を、氷蓄熱システムの導入により0℃に近い冷水を使用できるようになり、大幅な品質向上をはかることができた。
氷蓄熱を導入することにより夜間の冷凍機稼働率の向上、昼間の冷凍機稼働率の低減により、最大電力を抑制することができ節電を推進することができた。また、既設チラーの改修により消費電力量を低減、つまりCO2排出量を低減することもできた。
特に空調系統と併せて改修することにより大きな効果を得た。
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品質向上
冷却温度を5~7℃から0℃近くに低下させることでより安全で風味豊かな製品となる。導入前は重量の大きな豆腐を長時間流していると温度が上昇してしまうため、冷却温度上昇時は生産効率を落として他の重量の少ないアイテムに切り替えるなどの不都合があった。蓄冷槽を導入することで、生産効率優先の製造順番にすることができた。
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保守面での効果
冷凍機の故障が激減した。夏場の昼間は冷凍機は停止し、夜間の涼しい時間に稼働するため、圧力や振動が非常に安定してクリアな運転音になった。
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節電効果
昼間の冷凍機稼働率の低減により最大電力を抑制することができ、その結果、契約電力の抑制、電気料金の抑制にもつなげることができる。
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省エネ・CO2排出量削減
高効率なヒートポンプ機器の採用により、省エネ、CO2排出量削減をはかることができる。
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導入前後の消費電力量比較
従来システム
その他、豆腐冷却用熱源の冷却能力不足を補うため、下記設備を追加して運転していた。
従来システムの電力使用量合計は 697,920kWh/年
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導入システム
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年間電力使用量
292,470kWh/年 削減
年間CO2排出量
約161t-CO2/年 削減
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日配(デイリー食品)は工場を一日でも停止できない、非常に厳しい操業を強いられている。冷凍機を夜間稼働させ、蓄熱した氷を昼間の製造に使用することで、冷凍機のトラブルがあっても深夜までに修理すれば製造に支障を与えなくなる。冷却水を貯蓄できるという安心感は、何物にも代えられない。 |
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