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温泉の排水熱を利用したヒートポンプシステム

省エネルギー、CO2排出量削減

洞爺湖温泉利用協同組合様

概要

 

 
  • 洞爺湖温泉街では、12本の源泉井戸から汲み上げられる湯を一箇所の貯湯槽へ集め、ホテル等温泉街の全ての利用者に配湯しています。この際、源泉温度が一定でないため、従来は重油焚ボイラで補熱していましたが、省エネ・CO2排出量削減の観点から重油焚ボイラを撤去し、新しくヒートポンプチラーに置き換えました。
  • ヒートポンプ機に接続する前後の配管経路には、熱源水側・温泉水側ともに熱交換器を設置し、ヒートポンプ機本体には温泉排水、源泉が直接入らないようにしています。
  • 各ホテルから排出される温泉排水を熱回収しヒートポンプの熱源として利用するため、下水終末処理場に流れる排熱の温度も従来の約35℃から約17℃に下げられるようになり、周辺の環境保護にも貢献しています。また、景観に配慮するため、採熱マンホールや採熱ポンプ室は地下に設置しています。
 
 

ヒートポンプ機械室内部

 

 

 

 

方式:ヒートポンプ / 業種:その他 / 用途:加温・冷却

 

 

 

 

 

設備概要

 

 

 

・装置名:水熱源高温出力型スクリュー式モジュラー型チラー 2台
・周波数:50Hz
・電源容量:276kW
・加熱能力:946kW
・熱源水:24→15℃                                                                                   ・温 水:55→60℃

・冷媒:R134a

 

 

 

メリット

 

 

 

1.省エネルギー 
 一次エネルギー換算で約16,000GJ/年(約27%)の省エネルギーが見込まれている。
2.CO2排出量削減
 約1,700t-CO2のCO2(約43%)排出量削減が見込まれている。
 

 

 

連絡先

 

 

荏原冷熱システム株式会社
製品営業統括 営業企画部

TEL:03-6384-8114

 
 

 

 

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