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電縫鋼管は板のエッジ付近だけを加熱・圧接して、接合するのが特徴です。誘導加熱、特に高周波加熱特有の表皮効果と近接効果によって、必要最低限の加熱・溶接が可能になり、ムダのない溶接ができます。高速加熱ができるので、高い生産性が得られます。
高品質管では、溶接後、溶接シーム部の組織を戻すために(硬度を下げる)、シーム部のみを加熱するヒータが付加される場合があります。(シーム焼準、焼鈍)
温度制御が容易で応答性もよく、安定した溶接品質が得られます。最近ではコンピュータによる「溶接入熱自動制御システム」も導入され一層の品質向上に結びつけています。
コンパクトに構成でき省スペース化が図れます。
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