日本エレクトロヒートセンター

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定期活動報告

技術委員会 技術部会の活動報告

2024年10月25日
今年度第2ラウンドの技術委員会・技術部会は7月下旬から10月中旬にかけて開催しました。基本は集合会議でとご案内しましたが、委員の利便を考え、Web会議室、ホームぺージ会議室併設としました。
第2ラウンドでは抵抗、ヒートポンプ、電磁波の3部会で「技術交流・見学会」を開催し、多くの委員に参加していただきました。
技術委員会では第1ラウンドの各技術部会の活動をレビューしていただき各技術部会は計画に沿って今年度の活動を推進しました。

<委員会・技術部会資料閲覧のご要望があればご一報ください>



委員会名 活動報告

技術委員会

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65回技術委員会 730日(火)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回は第1ラウンドの各技術部会の活動を確認していただきました。また、6月末に発信した提言書エレクトロヒート普及拡大に向けて産業分野のカーボンニュートラル達成に向けての取り組みと要望について官庁への説明状況を含めて報告、議論していただきました。

2024年度活動計画と実績の確認

○各技術部会の第一ラウンド活動のトピック報告

○情報発信力強化による技術向上への寄与活動

“提言書”の報告、補助事業最新情報、ものづくりに電気早わかり動画ドラフトの報告、CNセミナー第1ラウンドの案内、など進捗を報告。

○第19回エレクトロヒートシンポジウム

    学校向け展示案内、技術発表応募状況、バーチャル展示応募状況など企画の進捗報告。

 

アーク・プラズマ

加熱技術部会

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85回アーク・プラズマ加熱技術部会 919日(火)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回出席委員6名全員がWeb参加でした。

2024年度活動計画と実績の確認

○今年度の「技術交流・見学」先を「産総研福島再生可能エネルギー研究所」(126日)とすることを確認しました。

○技術向上研究テーマの「ワクワクする最先端ものづくりを追う」では、革新的低炭素石炭火力発電の実現を目指した「大崎クールジェンプロジェクト」について、既に完了した3段階の実証内容に加え、現在NEDO事業として実施している「CO2分離回収型IGCCにおけるバイオマス混合うガス化技術開発」も併せて紹介して共有し、議論しました。

○情報発信力強化による技術向上への寄与

提言書の説明

・工業炉協会と共催のオンラインセミナーについて

・カーボンニュートラル支援講座第1ラウンドの案内と開催結果について

○第19回エレクトロヒートシンポジウム

最新リーフレット、技術発表応募状況、バーチャル展示応募状況など企画の進捗を報告しました。

○委員講演;

大同特殊鋼)岡田委員

「電炉大型化と電源システムの課題について」

世界的に進められている電炉大型化の研究では大電源システムが主要課題の一つという日経XTECの記事を問題提起として紹介していただき、それに対応する新電源システムの例として三菱重工技報に掲載された記事(アクティブパワーフィーダー解説)を紹介していただきました。

そのシステムではノイズが多くなるのではないかとの議論がありました。

      三菱重工技報の記事はドイツの会社の記事ですが、日本国内でも同様の技術は開発されているとのことです。

 

ヒートポンプ技術部会

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69回ヒートポンプ技術部会 102日(水)午後

34WG併催

開催場所;札幌市内貸し会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には19名の委員がご出席でした。Webでも15名の委員の参加があり大人数の会議になりました。

2024年度活動計画と実績の確認

○技術普及研究テーマの「産業用ヒートポンプ普及拡大のためのプラットフォーム機能強化」では、次のような様々な内容に関して議論しました。

 ・WGの活動報告

 ・カーボンニュートラル支援講座「廃熱回収編」の第1R開催結果

 ・提言書の説明

 ・第46回省エネルギー小委員会(9/3)での説明対応

 ・産業用ヒートポンプ活用ガイドの見直しについて

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・工業炉協会と共催のオンラインセミナーについて

○第19回エレクトロヒートシンポジウム

最新リーフレットの紹介、101日からオープンのプレサイトの紹介など。プレサイトでは事前入場登録ができるので社内関係者、あるいはお知り合いの学生などにもお声がけして来場を促進していただけるようお願いしました。

○委員講演;

日本キヤリア)山根副部会長

「循環加温式ヒートポンプのご紹介と導入事例」

始めにこの5月に東芝キヤリアから日本キヤリアに社名が変わったこととCarrier社の説明、およびヒートポンプ技術を軸にした幅広い製品ラインアップの説明がありました。

      その後CAONS製品の解説と同社の富士事業所に導入した事例数件の紹介がありました。最後にCarrier社の大容  

     量機の紹介があり、大変興味ある仕様でした。

 

赤外線加熱技術部会

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65赤外線加熱技術部会 912日(木)午後

  開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には10名が参加、Web7名の参加でした。

2024年度活動計画と実績の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「赤外加熱によりプロセスが改善されたことを公表した事例の発掘と研究」では、下記2件の機関誌記事の解説メモを、東北電力)柴田委員、メトロ電気工業)倉田部会長に作成していただき、紹介していただきました。

1)太陽光の「いいとこどり」遠赤外放射のユニークな特徴はどこから生まれるの_EH206_H28_03_p29_35

2)工業炉・熱処理炉の電化実現に向けた赤外線加熱による試験結果_EH251_R5_09_p21_28

○遠赤外線協会から継承した技術文書の公開ページ、FQAページの作成進捗

文書公開;https://www.jeh-center.org/JIRAdocuments.html

FQAコーナー;https://www.jeh-center.org/firJIRAFQA.html

○情報発信力強化による技術向上への寄与

提言書の説明

・工業炉協会と共催のオンラインセミナーについて

・カーボンニュートラル支援講座第1ラウンドの案内と開催結果について

○第19回エレクトロヒートシンポジウム

最新リーフレット、技術発表応募状況、バーチャル展示応募状況など企画の進捗を報告しました。

○委員講演;

(1)プラウテック)黒木委員

「株式会社プラウテック 業務紹介とプラント設計の実例と展望」

会社は機械設備工事及び工場建設、プラント設計施工業を事業としているが、黒木社長1名の会社とのことです。

講演では、最初に自己紹介、所属団体、主な顧客(設備設計施工と技術顧問)、業務提携先など紹介がありましたが、幅広く、またユニークな内容に驚きました。その後、コンプライアンスに則したプラント設計の展望と実例の解説があり、大いに参考になりました。大変ユニークで優れた会社であることが理解できました。

2)メトロ電気工業)倉田部会長

「注目される赤外線加熱技術」(その9

前置きで、オレンジヒートが2024年第7回エコプロアワード経済産業賞を受賞したことの紹介がありました(1246日ビッグサイトで授賞式)。

      今回は散乱についての解説でした。導入はレンブラントの「ダナエ」は陰影が少なく輝度の低い光で照らされ

     ているとの説明でした。そして、赤外線の放射輝度を下げフラットに(陰影少なく)加熱するにはどうすれ

     ばよいかの説明がありました。すりガラスのように短波長の可視光を散乱させても効果は無いため、ランプ

     外面に黒膜を塗装した「遠赤黒膜ヒーター」を開発したとの紹介がありました。熱源のカーボンヒーターのW    

     密度が高いため極めて高いW密度の遠赤外線ヒーターとなるとのことです。

 

電磁波加熱技術部会

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73回電磁波加熱技術部会 108日(火)午後

開催場所;日本冷凍空調学会会議室、ホームページ会議室

今回Web参加は無く、会議室に5名の参加でした。

2024年度活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「技術人材育成のための電磁は加熱技術講座づくりの研究」では、テキストのレビューを進めるとしたうちのパート3(約20ページ)について、委員からあらかじめ提示されたコメントの対応を議論しました。今回のコメントは編集的なものが多かったものの28件あり、部会で議論して対応方法を確認しました。一部どう記述するか悩ましい2件については次回までの宿題としました。

○情報発信力強化による技術向上への寄与

提言書の説明

・工業炉協会と共催のオンラインセミナーについて

・カーボンニュートラル支援講座第1ラウンドの案内と開催結果について

○第19回エレクトロヒートシンポジウム

最新リーフレットの紹介、101日からオープンのプレサイトの紹介など。プレサイトでは事前入場登録ができるので社内関係者、あるいはお知り合いの学生などにもお声がけして来場を促進していただけるようお願いしました。

○委員講演;

国士舘大学)二川教授

「国際会議 5GCMEA 2024 開催報告」レポート

この722日から25日にかけて九州大学伊都キャンパス椎木講堂で開催された国際会議の開催報告でした。

JEMEAをはじめとした5か国の学術団体が結成したMAJICという組織が会議を主催していて、2008年第1回を日本で開催し、その後おおむね4年おきに各国を回り第5回が2024年日本開催となったということです。

     学術的発表内容はともかく、バンケットなども含めた企画立案と実行は全て学生が担っているということで驚く

    ばかりでした。

 

誘導加熱技術部会

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90回誘導加熱技術部会 1016日(水)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には9名が参加、Web13名の参加でした。

2024年度活動計画と実績の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「誘導加熱の産業応用レビュー」では、下記機関誌記事2件の解説メモを、富士電機)田中副部会長、日本電熱)田中委員に作成していただき紹介していただきました。

1IH技術で推進するCO2排出量削減と低炭素社会実現に向けた取り組み_EH245_R04_09_p1_4

2)電磁誘導―変圧器と誘導加熱―_EH227_R01_09_p35_42

○情報発信力強化による技術向上への寄与

提言書の説明

・工業炉協会と共催のオンラインセミナーについて

・カーボンニュートラル支援講座第1ラウンドの案内と開催結果について

○第19回エレクトロヒートシンポジウム

最新リーフレットの紹介、101日からオープンのプレサイトの紹介など。プレサイトでは事前入場登録ができるので社内関係者、あるいはお知り合いの学生などにもお声がけして来場を促進していただけるようお願いしました。

○委員講演;

中国電力)河野委員

「低圧向け新料金メニュー「おひさまシフトコース」概要」

最初に中国電力株式会社エネルギア総合研究所の紹介を受けました。概要、沿革、外観、取り組みの概要の紹介がありました。取り組みではVPPの研究や中国電力が目指す2050年カーボンニュートラルの姿が紹介されました。

      本題の新メニューは、再エネ余剰電力を主に昼間にわき上げを行う「おひさまエコキュート」で有効活用して

    もらえる場合に昼間の電気料金を下げるというものでした。「おひさまエコキュート」のリースもやっている

    とのことです。面白いプランの紹介でした。

 

抵抗加熱技術部会

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63回抵抗加熱技術部会 93日(火)午後

  開催場所;中部電力殿先端技術研究所会議室

今回会議室に11名が参加でした。

2024年度活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「電気加熱の制御、IoT活用事例に関する調査・研究」については、下記2件の機関誌記事の解説メモを、関東冶金工業)大下委員、富士電波工業)田中委員にそれぞれ作成していただき、解説していただきました。

1)カーボンニュートラルに向けた工業炉の電化について_E251_R05_09_p9_16

2)カーボンニュートラルに向けた工業炉の電化事例_ E251_R05_09_p17_20

○情報発信力強化による技術向上への寄与

提言書の説明

・工業炉協会と共催のオンラインセミナーについて

・カーボンニュートラル支援講座第1ラウンドの案内と開催結果について

○第19回エレクトロヒートシンポジウム

最新リーフレット、技術発表応募状況、バーチャル展示応募状況など企画の進捗を報告しました。

○委員講演;

新熱工業)矢部様(小泉委員代理)

「新熱工業会社紹介」 

会社の沿革の紹介から始まり、シーズヒーター製造技術をコアにした、細径、太径、平型など種々のシーズヒーターを用いた様々な製品の紹介がありました。過熱水蒸気発生器、空気・N2過熱、液体過熱、大型、手のひらサイズの等、様々な興味ある製品の紹介がありました。

 

今後の予定

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今年度第3ラウンドの予定です

1029日(火);第66回技術委員会

1128日(木);第64回抵抗加熱技術部会

123日(火);第70回ヒートポンプ技術部会

125日(木);第85回アーク・プラズマ加熱技術部会

翌日「産総研福島再生可能エネルギー研究所」見学予定

1210日(火);第90回誘導加熱技術部会

1217日(火);第66回赤外線加熱技術部会

翌日「技術交流・見学会」調整中

1220日(金);第75回電磁波加熱技術部会

招聘公演開催予定

129日(水);誘導加熱技術部会「技術交流・見学会」 

        本田技研工業鈴鹿製作所