日本エレクトロヒートセンター

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定期活動報告

技術委員会 技術部会の活動報告

20251017日(金)
今年度最初、第1ラウンドの技術委員会・技術部会は8月初旬から10月初旬にかけて開催しました。基本は集合会議でとご案内しました。
今年度はぜひ対面での議論、あるいは懇親の活発化を目指すとしておりますので、対面参加を薦めました。ホームページ会議室、ZoomWeb会議室は併設しました。
今回は、5つの技術部会で「技術交流・見学会」を開催することができ、多くの委員にご参加していただきました。各技術部会年1回は開催するという目標を早々に達成できる見通しが立ちました。

<委員会・技術部会資料閲覧のご要望があればご一報ください>



委員会名 活動報告

技術委員会

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68回技術委員会 59日(木)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回は第1ラウンドの各技術部会の活動状況の確認が主な議題でした。活動計画と実績表、各部会の議事録やトピック資料でなどで報告、確認をしていただきました。

シンポジウムについては企画全般の検討状況、事例発表とバーチャル展示の応募状況を報告しました。

令和7年度活動計画と実績の確認

○令和7年度の各技術部会の活動計画と実績の確認。同報告書

令和7年度「技術交流・見学会の計画

○各技術部会の活動トピック報告

○情報発信力強化による技術向上への寄与活動について

・カーボンニュートラル(CN)支援セミナーの進捗状況 他

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

・企画刷新検討状況報告

 

・事例発表、期間限定特別発表の応募状況報告

 

アーク・プラズマ

加熱技術部会

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89回アーク・プラズマ加熱技術部会 618日(水)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には5名が参加、Web3名の参加でした。

令和7年度アーク・プラズマ加熱技術部会活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「ワクワクする最先端ものづくりを追う」では、前回に引き続き“シミュレーション”関連ということで「電気学会」誌20248月号の特集「アークプラズマ解析技術の最新動向と機器開発への適用」についてその記事を紹介、共有した。

「“電気学会誌”特集“アークプラズマ解析技術の最新研究動向と機器開発への適用”」記事のご紹介

○情報発信力強化による技術向上への寄与

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編、「廃熱回収編」の進捗状況

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

・シンポジウム全般の進捗状況について

・事例発表、バーチャル展示の応募状況について

プレサイト(10月1日からオープン)

○委員講演;

中部電力)田中副部会長

部電力技術研究開発のページ

中部電力のホームページなどを用いて、再生可能エネルギーの拡大、水素・アンモニアサプライチェーンの構築など中部電力が取り組んでいる重点7分野について取り組みを紹介していただいた。特に先端技術研究所の取組についての紹介。

また、4000チャンネル以上持てて高速、ノイズにも強いローカル通信システムとして普及に向けて日本から動き出している“Spark Link”の紹介があった。IoT工場、CPSへの活用が期待されるということ。

○「技術交流・見学会」

911日(木)

 

(株)ダイヘン六甲事業所”を見学しました。

 

ヒートポンプ技術部会

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第72回ヒートポンプ技術部会 610日(火)午後  

開催場所;中央区産業会館会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回中央区産業会館の会議室には24名の委員がご出席でした。Webでも12名の委員の参加があり、相変わらず大人数の会議になりました。

2025年度ヒートポンプ技術部会活動計画の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術普及研究テーマの「産業用ヒートポンプ普及拡大のためのプラットフォーム機能強化」では、次のような様々な内容に関して議論しました。

 ・刷新産業用ヒートポンプ導入ガイドの紹介

 ・補助事業の情報提供

 ・産業用ヒートポンプ補助事業の検討電力中央研究所レポート

 ・カーボンニュートラル支援講座廃熱回収編の計画について

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・「ものづくりに電気早わかり動画」今年度制作計画について

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

企画刷新内容について

・事例発表の推薦依頼

○委員講演;

三浦工業)露口委員

三浦のヒートポンプへの取り組み

自己紹介、会社紹介からはじまり、三浦工業が考える“熱の脱炭素化に向けた産業用ヒートポンプ導入の考え方”として、ハイブリッドによる効果の最大化などの説明があり、その後、同社が開発したユニークなヒートポンプシステムの紹介があった。委員からは興味を持って様々な質問が出された。 

○産業用ヒートポンプ普及促進WG422日(水)開催

 

赤外線加熱技術部会

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69赤外線加熱技術部会 917日(水)午後

  開催場所;新山口駅観光交流センター

翌日“(株)ヤナギヤ”様で「技術交流・見学会」を開催することから、新山内駅舎内の会議室で開催しました。

令和7年度赤外線加熱技術部会活動計画と実績の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「赤外加熱によりプロセスが改善されたことを公表した事例の発掘と研究」では、ご担当委員の事情で次回にスライドすることにしましたが、代打として倉田部会長から翌日の予習的講演をしていただきました。ただき、解説していただきました。

食品加熱における赤外線ランプヒーターの採用

○遠赤外線協会から継承した技術文書の公開ページ、FQAページの作成進捗

文書公開;https://www.jeh-center.org/JIRAdocuments.html

FQAコーナー;https://www.jeh-center.org/firJIRAFQA.html

○遠赤外線協会から継承した“JISZ8117遠赤外線用語”の定期見直し

・定期「調査・見直し」回答案の審議

○情報発信力強化による技術向上への寄与

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編、「廃熱回収編」の進捗状況

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

・シンポジウム全般の進捗状況について

・事例発表、バーチャル展示の応募状況について

プレサイト(10月1日からオープン)

○委員講演;

(1)東北電力)柴田委員

グゼムズSOLAのご紹介

東北電力が提供している、カーボンニュートラル達成に向けた温室ガス排出量管理および削減サービス「エグゼムスSOLA」の紹介でした。同サービスはセンシングとクラウドを用いて“エネルギー・ユーティリティー管理”、“GHG排出量算定”ができる。特色としてさらに“GHG削減ロードマップ管理”ができることで、伴走型のサポートであるということです。

(2)メトロ電気工業)倉田部会長

第10回注目される赤外線加熱技術「波長による加熱性能の違いについて」

 

熱風は特に対象物の温度が低いときよく加熱するが、赤外放射は温度が上がってきても熱流束が小さくならないので内部までよく加熱されることを、人への熱風、赤外線加温の比較で説明。従って、放射波長と吸収波長がマッチすると加熱されやすい。ただし、熱源温度が高い方がピーク波長が短くなるが最大到達温度は高くなる点に注意。

 

電磁波加熱技術部会

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78回電磁波加熱技術部会 106日(月)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には4名が参加、Web1(2名が休養でご欠席)の参加でした。

令和7年度電磁波加熱技術部会活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「技術人材育成のための電磁は加熱技術講座づくりの研究」では、テキストのレビューを進めるとしたうちのパート6(約20ページ)について、委員から提示されたコメントの対応を議論しました。今回の編集的なもの技術的なもの合わせ15件のコメントがあり、あらかじめコメント反映改訂原稿を準備して部会で対応を確認しました。

レビューパート6教本コメント反映版

○情報発信力強化による技術向上への寄与

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編、「廃熱回収編」の進捗状況

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

・シンポジウム全般の進捗状況について

・事例発表、バーチャル展示の応募状況について

プレサイト(10月1日からオープン)

○委員講演;

今回担当委員がご欠席で次回にスライドすることとし、第19回エレクトロヒートシンポジウムの電磁波加熱技術関連技術発表を視聴しました。

九州大学 大学工学研究院 教授 大野光一郎 氏

イクロ波加熱製鉄プロセスの開発における廃プラスチックの利用可能性 

炭素系鉱石とマイクロ波照射を組み合わせた製鉄技術の開発において、還元剤として廃プラスチックを有効活用する試み。反応速度が高まるとともに固定炭素を共存させると還元率が大幅に向上するというもの。

委員からは、実用化にあたっては実用規模化、廃プラスチックの含有する塩素の強腐食性が大きな問題になるのではとの意見が出されました。

○「技術交流・見学会」

107日(火)

 

(株)キヤノン電子管デバイス本社工場”を見学しました。

 

誘導加熱技術部会

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67回抵抗加熱技術部会 92日(火)午後

  開催場所;東北電力本店 会議室

翌日“NanoTerasu”他で「技術交流・見学会」を開催したことから、東北電力殿のご好意により会議室を提供していただきました。

令和7年度抵抗加熱技術部会活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「電気加熱の制御、IoT活用事例に関する調査・研究」については、ご担当委員が欠席のため解説は次回にスライドすることとし、原文を共有しました。

1)脱炭素に向けた電気ヒータ・電気ボイラの役割_EH257_R06_09_p10_15

2)富士電波工業の熱技術による脱炭素社会_カーボンニュートラルへの貢献_工業加熱_2023_Vol60_No2_p7_12

○情報発信力強化による技術向上への寄与

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編、「廃熱回収編」の進捗状況

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

・シンポジウム全般の進捗状況について

・事例発表、バーチャル展示の応募状況について

プレサイト(10月1日からオープン)

○委員講演;

富士電機殿澤委員

「富士電機(株)エネルギー事業本部_エネルギーソリューション分野のご紹介」

冒頭、富士電機はコア技術であるパワー半導体とパワーエレクトロニクス技術を追求し、エネルギーの安定供給、省エネ・自動化により安全・安心で持続可能な社会の実現に取り組んでいるとの説明があり、環境エネルギー・事業についての事業内容及び製品紹介があった。

○「技術交流・見学会」

93日(水)

 

NanoTerasu”、“HOKUSHU仙台科学館”を見学しました。

 

抵抗加熱技術部会

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66回抵抗加熱技術部会 66日(金)午後

  開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には7名が参加、Web5名の参加でした。

2025年度抵抗加熱技術部会活動計画確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「電気加熱の制御、IoT活用事例に関する調査・研究」については、「工業加熱」記事の解説メモを、大浜部会長に作成していただき、解説していただきました。

1省エネ法の改正について_ 工業加熱_2024_11_

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・刷新「ヒートポンプ導入ガイド」のご紹介

・補助事業に関する情報提供

・「ものづくりに電気早わかり動画」今年度制作計画について

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編の企画について

・各技術部会で制作する動画について

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

企画刷新内容について

・事例発表の推薦依頼

○委員講演;

中国電力殿薮委員

中国電力の脱炭素ソリューションサービス 

冒頭中国電力グループのカーボンニュートラルへの取り組みの紹介があり、以下“省エネ・CO2削減コンサルティング”、“エネルギー診断サービス”、“最適システム提案”、“太陽光発電PPAサービス”など、幅広く多様な脱炭素ソリューションサービスの紹介があった。 

中国電力のホームページでは、「豊富な経験と知識を持ったスタッフが、お客様の省エネ・省コスト・脱炭素化をサポートします」と紹介されている。

今後の予定

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今年度第3ラウンドの予定です

1021日(火);第70回技術委員会

1120日(木)第39回産業用ヒートポンプ普及促進WG

1128日(金);第68回抵抗加熱技術部会

122日(火);第74回ヒートポンプ技術部会(仙台)

翌日「アクアイグニス仙台」見学予定

1210日(水);第90回アーク・プラズマ加熱技術部会

12 12日(金);第70回赤外線加熱技術部会

1215日(月);第79回電磁波加熱技術部会

 

1219日(金);第95回誘導加熱技術部会