日本エレクトロヒートセンター

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定期活動報告

技術委員会 技術部会の活動報告

2025722日(火)
今年度最初、第1ラウンドの技術委員会・技術部会は5月初旬から7月初旬にかけて開催しました。基本は集合会議でとご案内しました。
今年度はぜひ対面での議論、あるいは懇親の活発化を目指すとしておりますので、対面参加を薦めましたが、Web参加の委員も多いラウンドでした(ホームページ会議室、ZoomWeb会議室は併設しました)。

今回は、技術委員会に於いて昨年度末に各技術部会で立案した活動計画を承認していただき、各技術部会では承認された計画をもとに今年度の活動を開始しました。

<委員会・技術部会資料閲覧のご要望があればご一報ください>



委員会名 活動報告

技術委員会

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68回技術委員会 59日(木)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回は65日の理事会・定時総会を控え、当日の報告書の確認をしていただきました。また、今年度の各技術部会の活動計画が承認されました。

2024年度活動実績、理事会・総会告書の確認

○各技術部会の2025年度活動計画の承認及び理事会・会報告書の確認

○各技術部会の活動トピック報告

○情報発信力強化による技術向上への寄与活動の進捗と計画報告

・ものづくりに電気早わかり動画制作計画、

・カーボンニュートラル(CN)支援セミナー電気加熱編の企画、

・エレクトロヒート導入事例の推薦願い

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

・企画刷新検討状況報告、

           ・事例発表、期間限定特別発表の推薦依頼

 

アーク・プラズマ

加熱技術部会

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84回アーク・プラズマ加熱技術部会 618日(水)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には7名が参加、Web2名の参加でした。。

2025年度アークプラズマ加熱技術部会活動計画の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「ワクワクする最先端ものづくりを追う」では、今年度フォーカスするテーマに“シミュレーション”があがっており、たまたま「電気学会」誌20243月号に「パワーエレクトロニクスにおけるモデルベース開発の最新動向」という特集があり、モデルベース開発は自動車など機械系では普及しているもののパワエレ分野は新しいので、その記事を紹介、共有した。

「“電気学会誌”特集“パワーエレクトロニクスにおけるモデルベース開発の最新動向”」記事のご紹介

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・刷新「ヒートポンプ導入ガイド」のご紹介

・補助事業に関する情報提供

・「ものづくりに電気早わかり動画」今年度制作計画について

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編の企画について

・各技術部会で制作する動画について

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

企画刷新内容について

・事例発表の推薦依頼

○委員講演;

スチールプランテック)黒川委員

「CleanArc_電気炉用新電源システ

              カーボンニュートラル実現に向けて、電気炉は大容量負荷となるが、電力系統に大きな影響を与える様々な課題を解決す

           る新電源システム「CleanArc」の紹介があった。新システムは“スチールプランテック”と“TMEIC”が、海外からの売り込み

           に対抗する目的も含めて共同開発したもので、既設炉にも適用できる。省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補

           助金の「先進設備・システム」に採択されているとの紹介もあり、大変興味ある新製品でした。

 

ヒートポンプ技術部会

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第72回ヒートポンプ技術部会 610日(火)午後  

開催場所;中央区産業会館会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回中央区産業会館の会議室には24名の委員がご出席でした。Webでも12名の委員の参加があり、相変わらず大人数の会議になりました。

2025年度ヒートポンプ技術部会活動計画の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術普及研究テーマの「産業用ヒートポンプ普及拡大のためのプラットフォーム機能強化」では、次のような様々な内容に関して議論しました。

 ・刷新産業用ヒートポンプ導入ガイドの紹介

 ・補助事業の情報提供

 ・産業用ヒートポンプ補助事業の検討電力中央研究所レポート

 ・カーボンニュートラル支援講座廃熱回収編の計画について

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・「ものづくりに電気早わかり動画」今年度制作計画について

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

企画刷新内容について

・事例発表の推薦依頼

○委員講演;

三浦工業)露口委員

三浦のヒートポンプへの取り組み

自己紹介、会社紹介からはじまり、三浦工業が考える“熱の脱炭素化に向けた産業用ヒートポンプ導入の考え方”として、ハイブリッドによる効果の最大化などの説明があり、その後、同社が開発したユニークなヒートポンプシステムの紹介があった。委員からは興味を持って様々な質問が出された。 

○産業用ヒートポンプ普及促進WG422日(水)開催

 

赤外線加熱技術部会

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68赤外線加熱技術部会 624日(火)午後

  開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室にはオブザーバ参加の加納技術委員長をはじめ12名が参加、Web7名の参加と多数の参加がありました。

2025年度赤外線加熱技術部会活動計画の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「赤外加熱によりプロセスが改善されたことを公表した事例の発掘と研究」では、下記2件の「工業加熱」と「塗装技術」の記事の解説メモを、四国電力)牧本委員、サンケイエンジニアリング)土場委員に作成していただき、解説していただきました。

1省エネ法の改正について_工業加熱_2024_11

2乾燥炉サーモグラフィー用いたデジタル技術伝承_塗装技術_2023_11

○遠赤外線協会から継承した技術文書の公開ページ、FQAページの作成進捗

文書公開;https://www.jeh-center.org/JIRAdocuments.html

FQAコーナー;https://www.jeh-center.org/firJIRAFQA.html

○遠赤外線協会から継承した“JISZ8117遠赤外線用語”の定期見直し

・今年度は定期「調査・見直し」年度。9月末期限につき協力を願う。

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・刷新「ヒートポンプ導入ガイド」のご紹介

・補助事業に関する情報提供

・「ものづくりに電気早わかり動画」今年度制作計画について

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編の企画について

・各技術部会で制作する動画について

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

企画刷新内容について

・事例発表の推薦依頼

○委員講演;

(1)日本高熱工業社)竹内委員

外線ヒーター式溶解保持炉~業界初 赤外線加熱による連続溶解の実現

日本高熱工業社はアルミニウム製品の製造工程における“熱処理炉”、“溶解炉”、“保持炉”の設計・製造・施工を主力製品としているが、今般、業界初の赤外線加熱によるアルミ連続溶解炉を開発したことから、その製品紹介があった。

独自のルツボ構造で外周に赤外線ヒータを配置し、冷材スタートが可能で連続溶解を実現。環境改善はもちろん、省エネ、歩留まり向上を実現したとのことで、目を見張る先進設備であった。

○招聘講演;

株式会社ADIJ 営業本部 アカウントコーディネーター 柴田 裕矢 様

「IDAJソリューションのご紹介-CAE活用事例、最新情報紹介-」 

はじめにIDAJの会社紹介があり、製造業を取り巻く環境としてCAE(シミュレーション)が重要性を増している状況の説明、IDAJが提供するソリューション(ツール提供、コンサルや教育など)の紹介、最後に加熱・燃焼解析事例の紹介があり、大変興味ある内容の講演でした。

 

電磁波加熱技術部会

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77回電磁波加熱技術部会 73日(木)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には新規ご参加の精電舎電子工業様を含め5名が参加、Web1名の参加でした。

2025年度電磁波加熱技術部会活動計画の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「技術人材育成のための電磁は加熱技術講座づくりの研究」では、テキストのレビューを進めるとしたうちのパート5(約20ページ)について、委員から提示されたコメントの対応を議論しました。今回の編集的なもの技術的なもの合わせ25件のコメントがあり、あらかじめコメント反映改訂原稿を準備して部会で対応を確認しました。

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・刷新「ヒートポンプ導入ガイド」のご紹介

・補助事業に関する情報提供

・「ものづくりに電気早わかり動画」今年度制作計画について

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編の企画について

・各技術部会で制作する動画について

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

企画刷新内容について

・事例発表の推薦依頼

○委員講演;

中部電力)河村副部会長

サツマイモの各種加熱処理による美味しさ評価

中部電力が浜岡原発周辺の地域振興の協力として取り組んだ、干しイモの生産振興への取り組みの紹介。浜岡原発周辺はサツマイモの産地で遠州の空っ風と相まって干し芋の産地で、この生産を支援するために、天日を使わず美味しくかつ早く干しイモを作る加熱方法を模索した。糖類の分析を行って評価解析した結果、蒸し工程の後80℃で24時間熟成することで「美味しく」なることを掴み、さらに生産性向上のために乾燥工程の短縮方法を検討し既存乾燥機での経済性評価まで行った。 

地域振興の取り組みとして大いに意義のある研究成果でした。

 

誘導加熱技術部会

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93回誘導加熱技術部会 626日(木)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には新規ご参加の精電舎電子工業様からの2名の参加を含め12名が参加、Web14名の参加という大人数の会議になりました。

2025年度誘導加熱技術部会活動計画の確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「誘導加熱の産業応用レビュー」では、下記「工業加熱」記事2件の解説メモを、タツタ電線)鈴木委員、中国電力)杉原委員に作成していただき紹介していただきました。

1誘導加熱技術のカーボンニュートラルに向けた取り組み 工業加熱_2024_3

2省エネ法の改正について 工業加熱_2024_11

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・刷新「ヒートポンプ導入ガイド」のご紹介

・補助事業に関する情報提供

・「ものづくりに電気早わかり動画」今年度制作計画について

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編の企画について

・各技術部会で制作する動画について

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

企画刷新内容について

・事例発表の推薦依頼

○委員講演;

DHF(第一高周波工業))宮原委員、新川様

一高周波工業株式会社_事業内容・製品のご紹 

会社概要では、19507月の操業、国内外の事業拠点、誘導加熱をコア技術とした事業展開の説明があった。以下各技術の紹介として、管・型鋼まげ、ポリエチレンライニング、パイプラインデザイン、Tヘッド鉄筋、熱処理・溶射と様々な取り組みの紹介があり、大変興味のある内容でした。最後にカントリーリスクと大量エネルギー消費を解決すべく“高周波誘導加熱を用いたマグネシウム精錬”の技術開発に取り組んでいるとの紹介があった。

 

抵抗加熱技術部会

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66回抵抗加熱技術部会 66日(金)午後

  開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

今回会議室には7名が参加、Web5名の参加でした。

2025年度抵抗加熱技術部会活動計画確認

○今年度「技術交流・見学」先の相談

○技術向上研究テーマの「電気加熱の制御、IoT活用事例に関する調査・研究」については、「工業加熱」記事の解説メモを、大浜部会長に作成していただき、解説していただきました。

1省エネ法の改正について_ 工業加熱_2024_11_

○情報発信力強化による技術向上への寄与

・刷新「ヒートポンプ導入ガイド」のご紹介

・補助事業に関する情報提供

・「ものづくりに電気早わかり動画」今年度制作計画について

カーボンニュートラル支援講座「電気加熱」編の企画について

・各技術部会で制作する動画について

○第20回エレクトロヒートシンポジウム

企画刷新内容について

・事例発表の推薦依頼

○委員講演;

中国電力殿薮委員

中国電力の脱炭素ソリューションサービス 

冒頭中国電力グループのカーボンニュートラルへの取り組みの紹介があり、以下“省エネ・CO2削減コンサルティング”、“エネルギー診断サービス”、“最適システム提案”、“太陽光発電PPAサービス”など、幅広く多様な脱炭素ソリューションサービスの紹介があった。 

中国電力のホームページでは、「豊富な経験と知識を持ったスタッフが、お客様の省エネ・省コスト・脱炭素化をサポートします」と紹介されている。

今後の予定

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今年度第2ラウンドの予定です

723日(水)第38回産業用ヒートポンプ普及促進WG

85日(火);第65回技術委員会

92日(火);第67回抵抗加熱技術部会

翌日「ナノテラス」(大規模放射光施設)見学予定

95日(金);第73回ヒートポンプ技術部会

910日(水);第89回アーク・プラズマ加熱技術部会

翌日「株式会社ダイヘン」六甲事業所見学打診中

917日(木);第69回赤外線加熱技術部会(宇部)

翌日「株式会社ヤナギヤ」見学打診中

106日(月);第78回電磁波加熱技術部会

翌日「キヤノン電子管デバイス」見学打診中

1010日(金)AM;第94回誘導加熱技術部会(北九州) 

9PM「安川電機」、10PM「日本製鉄」見学予定