日本エレクトロヒートセンター

>
>
>
>
定期活動報告

技術委員会 技術部会の活動報告

2023年10月16日
2023年7月下旬から10月上旬にかけての今年度の第2ラウンドの技術委員会、技術部会の活動を報告します。
★技術委員会活動報告(9月15日まで)

<委員会・技術部会資料閲覧のご要望があればご一報ください>

委員会名 活動報告

技術委員会

<トップへ戻る>

61回技術委員会 726日(水)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

2023年度活動計画と実績の確認(第1ラウンドの技術部会活動まで)

○第1ラウンドの各技術部会の活動トピック報告

○情報発信力強化による技術向上への寄与活動(SDGsへの取組み、電気加熱Webセミナー計画など)の審議

         ○第18回エレクトロヒートシンポジウム企画の進捗状況報告

●自由討議

      テーマ;工業炉の電化機運がトーンダウンしているのは?

アーク・プラズマ

加熱技術部会

<トップへ戻る>

80回アーク・プラズマ加熱技術部会 94日(月)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

2023年度活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「ワクワクする最先端ものづくりを追う」では、最先端技術産業である宇宙産業に関して、日本機械学会誌の特集「宇宙産業の成長と展望」(20237月号)から経済産業省とJAXA執筆の記事を拾い読みし、宇宙産業の最新状況についての情報を共有した。

○情報発信力強化による技術向上への寄与

SDGsへの取組み紹介

・カーボンニュートラル支援講座第1回目(有料Webセミナー;電気加熱編、廃熱回収編)の案内

・「電気加熱システム活用ガイド」新版制作について

・普及のための官庁対応状況の報告

○第18回エレクトロヒートシンポジウム企画の進捗状況について

○委員講演;

TMEIC)小山委員

「日本の製鉄業が脱炭素化を急がなければならない理由」

     導入として2050年カーボンニュートラル達成のために必要な鉄鋼業の脱炭素化量の紹介や各国の鉄鋼生産

   における電炉比率の紹介がありました。そして、国内で進められている、鉄鋼生産を高炉法から直接還元

   製鉄や電炉化する取り組みの状況や計画の紹介があった。電炉化するにしても膨大な電力が必要で、直接

   還元炉なども実証すべき課題が多く、鉄鋼プロセスの脱炭素化の困難さを改めて認識できる、大変参考にな 

   る講演でした。

ヒートポンプ技術部会

<トップへ戻る>

65回ヒートポンプ技術部会 912日(火)午後

27回産業用ヒートポンプ普及促進WG併催

開催場所;東北電力本店会議室

2023年度活動計画と実績の確認

○技術普及研究テーマの「産業用ヒートポンプ普及拡大のためのプラットフォーム機能強化」では、次のような様々な内容に関して議論しました。

 ・普及のための官庁対応状況の報告

 ・WGの活動報告

 ・「産業用ヒートポンプ.COM」ページビュー促進状況の紹介

○情報発信力強化による技術向上への寄与

SDGsへの取組み紹介

・カーボンニュートラル支援講座第1回目(電気加熱編、廃熱回収編)の案内

・今年度制作「ものづくりに電気早わかり動画」(長生堂製薬本社第2工場)の原稿確認

○第18回エレクトロヒートシンポジウム企画の進捗状況について

○委員講演;

九州電力)平野委員

「“九電グループカーボンニュートラルビジョン2050”実現に向けた九州電力総合研究所における取組」

九電グループの“カーボンニュートラルビジョン2050”の説明をしていただき、ビジョン達成に向けて総合研究所で取組んでいる技術開発の一端を紹介していただきました。

運輸用大容量充・放電器の開発と実証、ヒートポンプ開発、農業分野でトマトやナスなどの栽培へのヒートポンプ適用など多岐に亘る研究の紹介があり、始めとし、コベルコ・コンプレッサの冷媒転換の取組みと、さらなる電化への取組みなどの説明があり、大変参考になる講演でした。

技術交流・見学会 913日(水)10001200

    「キリンビール仙台工場」

赤外線加熱技術部会

<トップへ戻る>

61回赤外線加熱技術部会 103日(火)午後

  開催場所;石川県小松商工会議所会議室

2023年度活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「赤外加熱によりプロセスが改善されたことを公表した事例の発掘と研究」では、下記機関誌記事の解説メモを、東京電力ホールディングス)平委員に作成していただき、解説していただきました。

1)熱風乾燥方式に赤外線加熱を組み合わせた粉体塗装乾燥の省エネ革新EH236_2021

○遠赤外線協会から継承した技術文の公開ページの作成進捗

○情報発信力強化による技術向上への寄与

SDGsへの取組み紹介

・カーボンニュートラル支援講座第1回目(有料Webセミナー;電気加熱編、廃熱回収編)の開催結果など

・今年度制作「ものづくりに電気早わかり動画」(マイン妻木工場)の原稿確認

・「電気加熱システム活用ガイド」新版制作について

・普及のための官庁対応状況の報告

○第18回エレクトロヒートシンポジウム企画の進捗状況について

○委員講演;

(1)日本髙熱工業社)竹内委員

「日本髙熱工業社の取組み紹介」

会社紹介、代表製品である「アルミニウムの製造工程における各種設備の設計/製造/施工/保守」の内容の説明があり、カーボンニュートラル達成に向けたダイカスト生産における省エネ・CO2排出削減への取組みの紹介がありました。

取組みとして「現状を把握するDX活用技術」、「生産設備の省エネ改善技術」、「不良改善及び生産性向上技術」に整理してそれぞれで様々な技術の紹介があり、同社が高い「生産技術力」を有していることが判る、大変興味深い講演でした。

2)メトロ電気工業)倉田部会長

「注目される赤外線加熱技術」(その5

5回目になる今回は、前置きとして自動車産業においてCO2排出量が多いのは塗装鋳造工程であることと、経済産業省の工業炉高度化における電気炉と燃焼炉に対する認識の紹介があった。

その上で、工業炉の(電気)熱源に求められるものは「非磁性体の加熱」、「加熱効率の向上」、「ヒーターの高出力化」ととらえ、それを達成するためのいくつかの試験結果について報告をしていただいた。(電気)熱源の特性を知りいかにしてそのエネルギーを効率的に伝える仕組みにするかが重要であることを再認識しました。

技術交流・見学会 104日(水)9451130

   「小松電業所本社工場」

電磁波加熱技術部会

<トップへ戻る>

70回電磁波加熱技術部会 831日(水)午後

開催場所;九州大学伊都キャンパス 農学部講義室

2023年度活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「技術人材育成のための電磁は加熱技術講座づくりの研究」では、「課程4.2マイクロ波加熱技術技術」の項について、問題点を議論しました。その結果、4.2.14.2.2はパーツは良いがその並べ方が一つの流れになってないことから過不足や記述の詳・易の差が分かりにくくなっているので、統一的に並べ替えて検討すべきということになり、次回並べ替え案を提示していただくこととしました。

○情報発信力強化による技術向上への寄与

SDGsへの取組み紹介

・カーボンニュートラル支援講座第1回目(有料Webセミナー;電気加熱編、廃熱回収編)の開催案内

・「電気加熱システム活用ガイド」新版制作について

・普及のための官庁対応状況の報告

○第18回エレクトロヒートシンポジウム企画の進捗状況について

○委員講演;

第一高周波工業)平山委員

「亜臨界水を使用したリグニンの解重合:高速加熱と短時間処理の影響について」

第一高周波工業が米国Old Dominion大学と共同で取り組んでいるプロセス技術開発の紹介でした。開発の内容は、パルプ製造副産物のリグニンは現在ほとんどが発電用に燃やされているが、水熱液化(HTL)でバイオクルードを取り出せて有効活用ができるがその収率を上げるために誘導加熱を利用しようというものでした。誘導加熱により短時間で昇温することで収率が向上し、また消費エネルギーも4分の1になるということです。現在連続式リアクターによるスケールアップに取り組んでおり、大変面白いプロセス技術でした。

○招聘講演;

九州大学大学院 准教授)椿 俊太郎 氏

「マイクロ波局所加熱の直接観測」

始めにマイクロ波化学の歴史などを紹介していただいた。そしてマイクロ波により化学反応が促進されることは2017年ころから加速的に確認されてきたが、実際に局所が加熱されているのかどうかを測定して示さなければ真の効果を証明できず、また、触媒構造を工夫して加熱特性を制御するにしても局所の測定が必要ということで取組んでいるテーマということでした。XAFSを用いた測定などを紹介していただきました。大変興味ある内容でした。

技術交流・見学会 831日(木)13301930(福岡国際会議場)

91日(金)9301450(九州大学伊都キャンパス)

    「第6回JEMEAサマースクール」参加

誘導加熱技術部会

<トップへ戻る>

86回誘導加熱技術部会 928日(木)午後

開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

2023年度活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「誘導加熱の産業応用レビュー」では、下記機関誌記事2件の解説メモを、富士電子工業)小島委員、平松部会長に作成していただき紹介していただきました。

1)高効率・省スペース鍛造前誘導加熱装置(コンパクトヒータ)の開発 EH201_2015

2)高圧ボンベ製造工程への誘導加熱炉の導入事例と計測評価結果について EH206_2016

○情報発信力強化による技術向上への寄与

SDGsへの取組み紹介

・カーボンニュートラル支援講座第1回目(有料Webセミナー;電気加熱編、廃熱回収編)の開催結果など

・今年度制作「ものづくりに電気早わかり動画」(ヒエン電工長田野工場)の原稿確認

・「電気加熱システム活用ガイド」新版制作について

・普及のための官庁対応状況の報告

○第18回エレクトロヒートシンポジウム企画の進捗状況について

○委員講演;

17回エレクトロヒートシンポジウムの、島田理化工業様の技術発表を視聴しました。

「省エネに貢献するIH用新型PWM(パルス幅変調)インバータの製品ラインナップ」

     会社紹介、工場での様々な誘導加熱実施例の紹介から始まり、主テーマである「新型PWMインバータ

   (並列共振タイプ)の技術や製品ラインナップの紹介がありました。新型インバータの技術は勿論ですが、

    工場における様々なIH応用事例が大変参考になりました。

抵抗加熱技術部会

<トップへ戻る>

59回抵抗加熱技術部会 823日(水)午後

  開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室

2023年度活動計画と実績の確認

○技術向上研究テーマの「電気加熱の制御、IoT活用事例に関する調査・研究」については、下記の「工業加熱」の記事について解説メモを大浜部会長に作成していただき、解説していただきました。

1)抵抗加熱式超高温炉の開発_ 工業加熱2019_05_V56_No3

○情報発信力強化による技術向上への寄与

SDGsへの取組み紹介

・カーボンニュートラル支援講座第1回目(有料Webセミナー;電気加熱編、廃熱回収編)の案内

・「電気加熱システム活用ガイド」新版制作について

・普及のための官庁対応状況の報告

○第18回エレクトロヒートシンポジウム企画の進捗状況について

○委員講演;

中部電力)神田委員

「中部電力の取組」

始めに中部電力グループの紹介と目指す姿の紹介があり、その中で技術開発本部の「先端技術応用研究所(20204月の再編により新設)」の取組みの紹介がありました。

同研究所はユーザー向けソリューションを開発する部門で、既存技術の適用では解決できない課題に開発を含めて取り組む「開発一体型ソリューション」を推進しているとのこと。実際に開発した「超高速昇温コンパクト炉」などいくつかの事例の紹介があったが、受賞歴も多く活動の活発さに感銘を受けました。

技術交流・見学会 824日(木)11001300

     「宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス」

今後の予定

<トップへ戻る>

今年度第3ラウンドの予定です

1019日(木);第62回技術委員会

1122日(水)or28日(火);第28回産業用HP普及促進WG

121日(金);第60回抵抗加熱技術部会

125日(火); 第66回ヒートポンプ技術部会

127日(木);第82回アーク・プラズマ加熱技術部会

翌日「高エネルギー加速器研究機構(つくば)」見学予定

1212日(火);第62回赤外線加熱技術部会

1214日(木);第71回電磁波加熱技術部会

1219日(火);第87回誘導加熱技術部会