技術委員会 技術部会の活動報告
|
||
委員会名 | 活動報告 | |
第63回技術委員会 1月25日(木)午後 開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室 ○2023年度活動計画と実績の確認(第3ラウンドの技術部会活動まで) ○2024年度の活動計画原案の審議 ○第3ラウンドの各技術部会の活動トピック報告 ○情報発信力強化による技術向上への寄与活動(「電気加熱活用ガイド」刷新の進捗、カーボンニュートラル支援講座(電気加熱編、廃熱回収編)Webセミナー開催報告)の審議 ○第18回エレクトロヒートシンポジウムバーチャル展示出展者のアンケート紹介 |
||
「情報発信力強化による技術向上への寄与」活動、「エレクトロヒートシンポジウム」については各部会共通ですので、冒頭に抜き出しました。 ○情報発信力強化による技術向上への寄与 ・令和5年度補正予算補助事業の最新情報 ・「電気加熱システム活用ガイド」原稿レビューと広告掲載のお願い ・カーボンニュートラル支援講座(有料Webセミナー;電気加熱編、廃熱回収編)開催結果の報告 ・ものづくりに電気早わかり動画制作の完了 ・エレクトロヒート導入事例ご推薦のお願い ○第18回エレクトロヒートシンポジウム ・バーチャル展示出展者アンケートの紹介 |
||
加熱技術部会 |
第82回アーク・プラズマ加熱技術部会 2月7日(木)午後 開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室 ○2023年度活動計画と実績の確認 ○2024年度活動計画案の確認 2024年度アーク・プラズマ加熱技術部会活動計画案(リンク) ○技術向上研究テーマの「ワクワクする最先端ものづくりを追う」では、「ペロブスカイト太陽電池」の技術内容を含め、開発経緯や、実用化状況の情報を得ることを目的として、宮坂力横浜桐蔭大学教授の著書「大発見の舞台裏で―ペロブスカイト太陽電池誕生秘話」を概観し、共有しました。興味ある開発経緯や高い性能の理解はさておき、中国が強力に資本をつぎ込んで量・実用化にまい進する状況には焦燥感を持ちました。 ○委員講演; 大同特殊鋼 北口貴之氏 「製鋼用アーク炉設備技術の歩みと最新の動向」(第18回エレクトロヒートシンポジウム技術発表より) 今回担当予定委員が欠席となったため、第18回エレクトロヒートシンポジウムの技術発表を視聴しました。内容は次のとおりでした。 1.(大同特殊鋼)会社紹介 2.アーク炉設備技術発展の歩み 3.アーク炉の概要 4.最近のアーク炉特徴技術 最近の特徴技術ではスクラップ予熱や旋回式アーク炉技術などのハイレベル技術の紹介がありました。 |
|
第67回ヒートポンプ技術部会 2月5日(火)午後 開催場所;中央区産業会館会議室、Zoom+ホームページ会議室 ○2023年度活動計画と実績の確認 ○2024年度活動計画案の確認 ○技術普及研究テーマの「産業用ヒートポンプ普及拡大のためのプラットフォーム機能強化」では、次のような様々な内容に関して議論しました。 ・産業用ヒートポンプ普及促進WG活動報告(エンジニアリング力強化の検討他) ・令和5年度補正予算補助事業最新情報 ・カーボンニュートラル支援講座(廃熱回収編)開催結果の詳報 ・メディアを活用した普及拡大方法の検討 ○委員講演; 三菱電機)辻本委員 「三菱電機ヒートポンプ給湯機のご紹介と産業用途への取り組み」 始めに1970年代からの三菱電機のヒートポンプ給湯機開発の歴史の紹介があり、「業務用エコキュート」、「ホットウォーターヒートポンプ」といった給湯機製品の紹介を受けました。その後製造業への導入事例として六つの多様な分野への導入事例の紹介があり、大変参考になる講演でした。 |
||
第63回赤外線加熱技術部会 2月29日(木)午後 開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室 ○2023年度活動実績の確認 ○2024年度活動計画案の確認 ○技術向上研究テーマの「赤外加熱によりプロセスが改善されたことを公表した事例の発掘と研究」では、下記の機関誌記事について関東学院大学)中野委員に解説メモを作成していただき、紹介していただきました。 1)カーボンニュートラルに向けた工業炉の電化についてEH251_R05_09_p9_16 ○遠赤外線協会から継承した技術文書の公開ページ、FQAのページ作成の検討 文書公開;https://www.jeh-center.org/JIRAdocuments.html FQAコーナー;https://www.jeh-center.org/firJIRAFQA.html ○委員講演; <その1>竹内副部会長 「デジタルによるものづくり共創プラットフォームの構築と活用の取組み」 始めに中部電力技術開発本部はカーボンニュートラル社会実現への貢献と新しいコミュニティーの形の提供加速を目的とする7つの技術開発研究分野を設定して取り組んでいることの紹介がありました。今回はその中の「データプラットフォームによる価値提供」分野のテーマ「デジタルによるものづくりプラットフォームの構築・最適設備形成支援」についての紹介でした。製造業の置かれた現状を分析し、課題解決のためにナレッジデータベースを基にしたデジタル共創プラットフォームを提供しようというものです。デジタルツインでの生産ライン開発やCAE解析ソリューション提供など幅広いデジタルサービスの提供を目指し、目を見張る開発でした。 <その2>倉田部会長 「注目される赤外線技術第7回」 各産業の共通課題として「脱炭素化+省エネルギー化+DX化」と提起し、電気加熱化して課題を解決するためには、つまり導入してもらえるためには電化によって「脱炭素」、「省エネ」、「工程改善」をすべてクリヤーしないといけないと指摘。機器開発を含め赤外加熱によって達成したいくつかの事例とその技術的背景の説明があり、大変興味深い講演でした。 |
||
第73回電磁波加熱技術部会 3月19日(火)午後 開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室 ○2023年度活動計画と実績の確認 ○2024年度活動計画案の確認 ○技術向上研究テーマの「技術人材育成のための電磁は加熱技術講座づくりの研究」では、5つのパートに分けて本格的にテキストのレビューを進めるとしたうちのパート1(約20ページ)について、委員からあらかじめ提示されたコメントの対応を議論しました。コメントは技術的なもの編集的なものなど含め都合21件ありましたが、部会で議論して対応方法を確認しました。この結果の基づいて修正し、仕上げて行きます。 ○委員講演; <その1>中国電力)神田委員 「マイクロ波によるCO2吸収焼結体の開発研究(CO2-TriCOM)」 石灰灰、電柱廃コンクリートをCO2を流しながらマイクロ波加熱してCO2を吸収した焼結体の製造技術の開発です。製造に使うエネルギー由来のCO2排出を効率化で削減し、炭酸化によるCO2吸収と相まってCO2収支を167kg-CO2/tにまで下げることができ、他の土工材に比べ有利なCO2収支材料となるとの紹介でした。石灰灰や電柱廃コンクリートの再利用法拡大という効果もあるということで、参考になる技術開発でした。 <その2>日本スピンドル製造)木嶋委員 「日本スピンドル製造 会社紹介」 新規にご入会、技術部会ご参画ということで、会社の事業や技術を紹介していただきました。 創業1918年、現在の従業員数は約830名、本社兼工場は尼崎で、主要製品は ・産業機械設備「スピニングマシン・混錬機」 ・環境設備「集塵装置」 等々 ということでしたが、創業者桑田権平氏が紡績用スピンドル・リングを国産化することを目的に創業されたとのことです。従ってスピンドルを成型、高周波焼入れをしたりする技術がルーツになっているようです。 その後各製品の具体的な紹介があり、同社の高い技術力を認識するとともにマイクロ波加熱応用製品の紹介もあり委員には大変興味ある講演でした。 |
||
第88回誘導加熱技術部会 3月12日(火)午後 開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室 ○2023年度活動計画と実績の確認 ○2024年度活動計画案の確認 ○技術向上研究テーマの「誘導加熱の産業応用レビュー」では、下記機関誌記事2件について、高周波熱錬)加納委員と九州電力)阿南委員にそれの解説メモを作成していただき紹介していただきました。 1)偏心機構を有した誘導加熱システム_ EH227_2019_09_p26-30 2)カーボンニュートラルに向けた工業炉電化状況など調査結果_EH251_2023_09_p04_08 ○委員講演; 四国電力)牧本委員 「四国電力におけるソリューション活動のご紹介」 始めに四国電力のソリューション活動は平成13年から「お客様のエネルギー利用に関する課題解決型コンサル」として開始、最近は脱炭素に向けた動きをビジネスチャンスと捉えカーボンニュートラルをキーワードとして活動を推進しているとの紹介がありました。そして活動の流れの紹介の後、具体的な採用事例6件の紹介がありました。応用技術は、誘導、ヒートポンプ、マイクロ波、抵抗加熱と幅広く、公開されていない事例も含まれ、活動の姿勢も含めて大変参考になりました。 |
||
第61回抵抗加熱技術部会 2月27日(火)午後 開催場所;JEHC会議室、Zoom+ホームページ会議室 ○2023年度活動実績の確認 ○2024年度活動計画案の確認 ○技術向上研究テーマの「電気加熱の制御、IoT活用事例に関する調査・研究」にでは、下記の機関誌の記事について東京電力ホールディングス)井樋委員に解説を作成していただき、紹介していただきました。 1)カーボンニュートラルに向けた工業炉の調査結果_ EH251_2023_09_p9-16 ○委員講演; 日本電熱)田中委員(小林委員代理。誘導加熱技術部会委員) 「日本電熱会社製品紹介_電気ボイラー紹介と事例」 始めに会社概要、組織、事業と製品の紹介がありました。その後、「電気ボイラー紹介と事例など」というテーマで、まず世界での電気ボイラーを取り巻く状況(IEAのロードマップでの化石燃料焚きボイラーの扱いなど)に触れ、その後大型、小型電気ボイラーの紹介と活用・運用、導入事例の紹介があり、興味あるものでした。最後に「ボイラー及び圧力容器安全規則」の改正により、電気ボイラー容量の伝熱面積換算率が3倍(20kW/㎡→60kW/㎡)になり電気ボイラー普及の後押しとなる可能性があるとの解説がありました。 |
||
今年度最後、第4ラウンドの予定です 2024年度最所のラウンドの予定です 4月 17日(水);第32回産業用HP普及促進WG 5日 9日(木);第64回技術委員会 6月 7日(金);第62回抵抗加熱技術部会 6月 11日(火);第68回ヒートポンプ技術部会 6月 18日(火);第84回アーク・プラズマ加熱技術部会 6日 25日(火);第63回赤外線加熱技術部会 6月 27日(木);第89回誘導加熱技術部会 7月 3日(火);第73回電磁波加熱技術部会 |
||
|