日本エレクトロヒートセンター

 

 

 

 

 

技術文献

【機関誌「エレクトロヒート」記事】

機関誌のご案内

EH_207( 特別寄稿)
①マイクロ波化学のプロセス技術と事業展開

塚原 保徳

マイクロ波化学株式会社 取締役CSO 博士(理学)

渡辺 久夫

マイクロ波化学株式会社 エンジニアリング部部長

  第3のエネルギー伝達方法MTT(マイクロ波伝送技術)により化学プラントのデザインを革新さ せる。1980年代からマイクロ波の化学プロセスへの優位性が謳われ続けてきたが、2016年現在、未だ 産業化されていない。著者グループは、ベンチャーを興し、研究開発から、実証、事業化までを一気通 貫で行うことにより、マイクロ波プロセスの産業化を目指しているので、紹介する。

 

EH_No.204(連載講座)
①マイクロ波加熱技術の歴史

佐々木 英男

ミクロ電子株式会社 営業部長

 高周波による誘電体の加熱は、戦前から産業用装置 として製作されていた様である。 マイクロ波による加熱は、1945年、米国レイセオ ン社の技術者パーシー・スペンサー氏が、レーダー用 マグネトロンの開発中に偶然に発見され、それから2 年後の1947年にレイセオン社は最初の電子レン ジ:レーダーレンジ:を販売した。今では極一般的に 成っている家庭用調理器;電子レンジの第1号であ る。 ここでは、30余年、産業用マイクロ波加熱装置の 設計、製作に携わってきた私の経験、体験をもとに、 工業界に於けるマイクロ波加熱の歴史と今後の展望に ついて述べます。
 

 

EH_No.200(特集:エレクトロヒートの未来を展望する)
①電磁波加熱技術の未来
二 川 佳 央

国士舘大学 教授 理工学部長
一般社団法人 日本エレクトロヒートセンター 特別会員

 
 EH_No.198(特集:部品・製品への熱処理技術)
①マイクロ波加熱による薄膜焼成の紹介

吉田  睦

富士電波工機株式会社

第一機器部 

戦前から高周波(誘導・誘電・マイクロ波)を中心に電磁波を利用した各種装置は広く利用され てきた。これらの高周波技術は、電気部品をはじめ食品、自動車、建材、医薬品、セラミックス製造な ど多くの分野で利用されている。最近では薄膜の加熱・乾燥・焼成を目的に、マイクロ波を利用とした 応用装置が開発されている。これらの装置は最新の大電力半導体式マイクロ波電源とアプリケータ技術 (シングルモード・マルチモードキャビティー)が融合し、主に金属を含む、有機・無機粉末の焼結・反 応・合成・不純物除去をはじめ、特定のラジカル制御を狙ったプラズマプロセスやナノ粒子製造、新素 材開発等で使用され始めている。今回はマイクロ波加熱の基礎知識と、被加熱物の自己発熱・加熱効率 の特長を活かした例として、マイクロ波による薄膜焼成を紹介する。

 

②マイクロ波加硫缶の開発

 佐々木 英男

ミクロ電子株式会社

取締役営業部長

ゴムローラ、チューブ、ホース、電線、シートなどの連続押出が出来ないゴム製品は、一般的に、 加硫缶(第一種圧力容器)を用いて製造されている。ゴム加硫は、架橋反応に必要な温度と反応完了ま での時間が必要であり、加硫缶を用いた場合、数時間から1日規模の時間が必要になっている。省エネ がさけばれる昨今、マイクロ波エネルギーを併用することにより時間短縮を図ることを目的としてマイ クロ波加硫缶の開発を実施した。

 

EH_No.193(連載講座:電気加熱技術の基礎) 
①マイクロ波・高周波誘電加熱の基礎と応用

平山 鋼太郎

一般社団法人日本エレクトロヒートセンター 

電磁波加熱技術部会 部会長
第一高周波工業株式会社

代表取締役 社長

 

 

EH_No.175(特集:マイクロ波加熱システム)
マイクロ波加熱の原理と応用装置の紹介

山田 吉昭

ミクロ電子株式会社
営業部

本文ではマイクロ波加熱をテーマとして、マイクロ波加熱の原理を簡単に説明し、その原理を応用した加熱装置の基本構造を紹介する。マイクロ波は通信やレーダーなどの情報伝達手段として長く利用されているが、加熱分野での利用も以外に古く、1945年にレーダー用マグネトロンの試験中に試験機の上に置いたキャンディが溶けたことをヒントに電子レンジが発明されたと言われている。現在では食品加熱用の電子レンジを始めとして、多くの工業分野でも様々なタイプのマイクロ波加熱装置が稼働している。ミクロ電子による各種マイクロ波加熱装置の実績を例にとり、代表的な構造例も併せて紹介する。
 
マイクロ波加熱を利用した農商工連携等の取組み

岡村 邦康

西光エンジニアリング株式会社
代表取締役

弊社は創業以来ニッチ業界向け特殊乾燥機を設計・製作・販売してきたが、現状の熱風や冷風乾燥では限界と思っていた「乾燥品の品質向上」と「ランニングコストの低減」を「マイクロ波加熱を併用する乾燥方法」により改善することができた。本稿では、中小企業を支援する制度である経営革新計画の承認を受けてマイクロ波加熱を併用する乾燥技術を習得した後、新連携事業計画及び農商工連携事業計画の認定、更に系列企業㈱沖友の地域産業資源活用事業計画の認定を受け且つこれらの制度を一元化して活用し、マイクロ波加熱を併用する紙管・帆立貝柱・モズク乾燥の専用機を実用化し、九州工業大学との共同研究によるマイクロ波減圧乾燥機の実用化に至った迄を述べる。
 

半導体式マイクロ波電源とアプリケータ

(半導体式マイクロ波電915MHz,2.45GHz,5.8GHz,10GHz)

吉田 睦

富士電波工機株式会社
第一機器部 技術課 課長

弊社では半導体式マイクロ波電源(915MHz、2.45GHz、5.8GHz、10GHz)とアプリケータの製品化を行った。本稿では、半導体式マイクロ波電源とアプリケータ及び応用事例を紹介する。
従来の工業用マイクロ波装置では、電子管式(マグネトロン、クライストロン、ジャイラトロン)の発振素子を用いた電源が主に使われてきた。しかし近年各種研究が進むにつれ研究・開発部門向けに、半導体式マイクロ波電源が盛んに用いられている。半導体式マイクロ波電源は周波数や出力を任意可変し、変調を加える事が出来る。電源の主な用途としては、リチウムイオン電池やコンデンサ材料・太陽電池・燃料電池・創薬・医療・金属粉体・各種ガラス・セラミックス化合物・フェライト・SiC・カーボン・イットリアジルコニウム・各種ナノ粒子・各種新素材開発用等の加熱・乾燥・反応・化学合成・焼成・プラズマプロセスに用いられている。
アプリケータは磁界や電界を制御する事により、マイクロ波誘導加熱(IH加熱)やマイクロ波誘電加熱(DH加熱)が出来る。
 
 
高周波誘電加熱による食品解凍の実例

山本 泰司

山本ビニター株式会社
代表取締役

高周波やマイクロ波による誘電加熱を利用した解凍は、食品の自己発熱による内部加熱であり、短時間に品温を高めることができるため急速解凍が可能である。しかし熱暴走によるホットスポットを発生させないように注意が必要である。マイクロ波は、解凍における熱暴走のリスクが高く、日本では主に高周波が利用されている。氷点より少し低い温度帯で、部分的にまだ氷の残る半解凍状態にすることを、完全解凍と区別してテンパリングと呼んでいる。高周波テンパリング装置として、少量生産用のバッチ式小型装置と、大量生産用の連続式大型装置の2種類が普及している。実例として、鶏肉の解凍、骨付き鶏肉の解凍、牛肉の解凍を紹介する。
 
 

 

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