誘導加熱の特徴
省エネである
被加熱物そのものを加熱するので熱損失が小さく、効率の良い加熱ができます。また、被加熱物の単位面積に供給される単位時間当りのエネルギーが大きいので、高速加熱・高温加熱が可能となります。
CO2排出量削減につながる
化石燃料を燃焼させる方式に比べて、CO₂の排出量が少なく、環境性に優れています。(※)
(※)例えば、誘導加熱炉はキューポラ比CO₂排出量が64%削減可能
2008.6.5:第27回エネルギー・資源学会研究発表会(論文番号9-3)
「誘導炉導入によるライフサイクルから見た環境性と経済性の評価」(筑波大学)
2008.11 :日本エレクトロヒートセンター機関誌「エレクトロヒート」(162号)
「誘導炉導入による環境性・経済分析について」(筑波大学)
急速加熱ができる
必要な時に必要な場所だけクイックかつタイムリーに加熱できます。
高品質の製品が確保できる
精度の高い温度管理ができること、急速加熱であるため、スケール(酸化物)の発生が極めて少なく、高品質を保つことができます。
製造プロセスの改善が図れる
燃焼による加熱方式に比べて装置がコンパクトになり、制御の自動化も容易となり、製造プロセスの改善につながります。
職場環境の改善が図れる
局部加熱ができ、周囲が高温にならず、また燃焼に伴う作業環境の汚れも少ないため、職場環境の改善が図れます。